観月ありささんが4月スタートの連続ドラマ『櫻子さんの足下には死体が埋まっている』(フジ系日曜午後9時)で主演を務めることが発表されました。これで観月さんは26年連続、通算30回目の連ドラ主演となりますが、それに意味があるのかと疑問の声が出ています。

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観月さんは2010年に連続テレビドラマで世界記録となる19年連続主演女優ということでギネス・ワールド・レコーズの認定を受け、それ以降も着々と記録を伸ばしていることが知られています。

しかし、シリーズ化、映画化された『ナースのお仕事』と続編が放送された『斉藤さん』といった代表作はあるものの、近年主演したドラマは軒並み低調です。

特に2014年の『夜のせんせい』(TBS系)2015年の『出入禁止の女~事件記者クロガネ~』(テレ朝系)はともに全話平均視聴率が6%台で、『出入禁止の女』は第5話と第6話(最終回)が2時間スペシャルとして放送され、本来1クールである3ヶ月放送される予定が2ヶ月に短縮され実質打ち切り状態となりました。

正直なところ、視聴率が悪い責任を主演にだけ負わせるのは納得がいきませんが、2年連続違う局で6%という不名誉な数字を記録した観月さんは昨年は地上波での連ドラ主演は叶わず、NHK BSプレミアムの『隠れ菊』でかろうじて記録を更新したことに。

今年も苦しいのは変わらないようで…

[以下引用]

今作『櫻子さん』がオンエアされるのは、すっかりフジの“大爆死枠”となった「日9」。裏では、TBS系『日曜劇場』、日本テレビ系『行列のできる法律相談所』が放送されており、主役の引き受け手がなかなかない状態だ。それでも「26年連続連ドラ主演」の記録を更新したかった観月にとっては、ありがたいオファーとなったようだ。

「ここ数年の主演ドラマの視聴率が示すように、観月はとっくに“オワコン”。事務所の営業努力で年に1回、主演の座が転がり込んできても、そんな記録更新には価値などないでしょう。『櫻子さん』も、爆死のにおいがプンプンしてきます。記録更新に固執しても、低視聴率でかえって恥をかくだけです」(テレビ誌関係者)

[日刊サイゾー]



観月さんが「オワコン」というのは分からないでもないですし、記録に固執されても視聴者はポカーンです。

でも、それなら「夜のせんせい」や「出入禁止の女」は観月さん以外が演じていたら10%以上いったとでもいうのかなあと。

ちなみに今回の『櫻子さん』はアニメ化もされたウェブ小説が原作で、観月さん演じる「三度の飯より骨が好き」という“標本士”の九条櫻子が、法医学・自然人類学の豊富な知識に加え、類いまれなる観察眼、物事の本質を見抜く鋭い洞察力と人並み外れた想像力で、周囲の誰もが気づかない細部にまで着目し、難事件を次々に解決していく姿を描くというストーリーとのこと。

変わり者が主人公のミステリーって、最近よくあるパターンです。

パッと思い出したのは、2016年10月クールの玉木宏さん主演『キャリア』(フジ日曜9時)、織田裕二さん主演『IQ246』(TBS日曜9時)、そして、2017年4月クールの相葉雅紀さん主演『貴族探偵』(フジ月9)ですが、他にもありそうですね。

きっと一話完結タイプのミステリーが受けるようだというリサーチ結果でもあるのでしょうが、そう乱発されると飽きられるのも早いとか考えないんでしょうか。

個人的には、観月さんが視聴率が取れなくなったのは、そもそもドラマが面白くない上に一年に一度必ず主演することで飽きられているんだろうなと思います。

連続記録にこだわってまるで結果を出さないより、脇役でも大作に挑戦でもしたほうが女優として評価が上がるのではないでしょうか。

◆『櫻子さん』キャスティングから見える

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