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国民的グループとして長く芸能界を牽引してきたSMAPが2016年12月31日を持って解散することが発表され、多くのメディアが後追い記事を出していますが、錯綜する情報を読み解くと見えてくるのが、ジャニーズ事務所存続の危機だといいます。
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世界に一つだけの花 [ SMAP ] |
ジャニーズの情報統制力は抜きん出ているというのは有名ですが、それはスポーツ紙はジャニーズからの情報解禁の頂点という立場、一部週刊誌はカレンダー利権、テレビは出演の有無を餌に、ジャニーズの意向に沿わない情報は流させないという仕組みを作り上げているためです。
中でも秀逸とされるのがカレンダー利権で、これは景気に左右されず堅実な売り上げが期待できるカレンダーを出版する権利を餌に、出版社にジャニーズ事務所にとって害のある記事を書かせないというものです。
※2016年のKis-My-Ft2カレンダーは女性セブン、週刊ポストの出版元である小学館が出しています。
ジャニーズ事務所公認 Kis-My-Ft2 Calendar 2016.4→2017.3 ([カレンダー]) -
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ただ、かつては数億円の売上が見込めたジャニタレカレンダーも以前ほど売れなくなり、ジャニーズの情報統制力にも影が見えてきたと言われています。Hey!Say!JUMP中島裕翔さんと吉田羊さんの熱愛も週刊ポストですしね。
ジャニーズが「カレンダーを売らない」その意味は意外と大きい
ちなみに週刊文春や週刊新潮はもともとこの利権の中にはいないため、自由な報道ができると言われています。
そんな背景をふまえSMAP解散報道を見てみると、ジャニーズが表向き事実としたいのは、1月の時点では各スポーツ紙が報じた「マネージャーである飯島三智とともに独立を企てた4人をキムタクが必死で引き止めてグループ存続のために奔走しSMAP継続が決定」ということであり、8月の解散発表の時点では「事務所は活動休止も勧めたが、一部のメンバーがグループの存続を拒否したため解散となった」ということなのがわかります。
しかし、週刊文春や週刊新潮、ネットメディアなどジャニーズの統制が効かないメディアの報道により、一旦はメンバー全員で合意した独立話を木村さんが裏切ったということが報じられ、事務所の描いたストーリー通りには話が進んでいません。
木村さんのイメージ崩壊は著しく、本当ならSMAPの中で一番商品価値があるはずだったのに、このままでは今後の芸能生活に影響が出かねません。
そんな中、解散発表を受けた週刊新潮と週刊文春は、とにかく事務所は解散回避に努力したということと、メンバーの不仲が解散原因であると報じ、新潮は頑なな香取さんの姿勢を、文春は不仲の原因は15年前に飯島さんが反対していたにも関わらず木村さんが結婚したことで、木村さんはただ裏切ったのではなく、工藤さんの求めがあったから、と報じています。
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これまでジャニーズに与しないとされてきた新潮と文春の記事ですから信ぴょう性がありそうなのですが、残念なことに、これらはジャニーズの情報提供により書かれた記事なんだとか。
[以下引用]
実は、「文春」に情報を提供したのは、その記事で、5人に面談し、説得にあたったと書かれていたジャニーズ事務所顧問・小杉理宇造氏当人らしい。
「文春は今年初めの独立騒動のとき、小杉氏からアプローチを受け、インタビューを掲載しているんですが、以来、ずっと小杉氏をネタ元にしているようなんです。今回の記事も、コメントしているのは『ジャニーズ事務所幹部』ということになっていますが、すべて小杉氏当人のようです。まあ、記事を注意深く読めば、そんなことは丸わかりですが」(芸能関係者)
[リテラ]
週刊新潮も週刊文春も、読めばわかりますが、事務所寄りで不自然なほどに具体的です。特に週刊新潮は信ぴょう性を出すためか、いちいち日にちや時間を書いています。
だからまあ、ネタ元は事務所であり、週刊文春や週刊新潮はジャニーズに寄った内容を報じているということなんでしょうね。
しかし15年前からSMAPが不仲であり、原因が木村さんの結婚であること、香取さんや草なぎさんがずっと不信感を抱えてきたということは、SMAPをよく知るひとにとってはありえないことのようです。
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香取さんが小学生時代に木村さんにもらった財布を修理を重ね使い続けているというエピソードはテレビでも放送され有名ですしね。
また、結婚についても飯島さんは「木村は結婚では潰れない」と応援していたというのが通説です。逆にメリーさんは妊娠4ヶ月という堕ろせない時期でのデキ婚に手がつけられないくらい怒っていたとか。
にも関わらず飯島さんが結婚に反対していたとしたのは、そのほうが飯島さんのイメージがエキセントリックになることと、飯島さんの言うことをよく聞いたという草なぎさんや香取さんが木村さんに反感を持ったということに信ぴょう性が出るということなんでしょうか。
そして不仲なのは木村さんの結婚の頃からとすることで、1月の解散騒動で報じられた木村さんの裏切りが原因ではないと主張、さらに工藤さんを出すことで、家族を大事にするキムタクをアピールしつつ、悪者イメージを少しでも工藤さんへ移そうとしたのか。
◆工藤静香は計画的に妊娠した!
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ジャニーズに懐柔されないと思っていた文春や新潮が、と思うと残念ですし、どういう利点があってこういう報道したのか疑問はあります。
でも、ジャニーズの言いなりなわけじゃないよ、とアピールしているのかなと思う点もいくつかあります。
まず、週刊新潮は、記事の内容自体は木村さんが無視され続けたことなどを綴り擁護の姿勢なのに、前日に「木村拓哉が4人のクビを要求」という早出しをして木村さんを悪であるという印象付けをしたこと。
そして週刊文春は「結婚に端を発するキムタクの変節が、約15年の後、グループを解散に追いやるきっかけになろうとは、結婚を認めたメリー氏も思い至らなかったに違いない」と、結局メリーさんが結婚を認めたことが解散の原因ってことになるんじゃないのと突っ込んでいます。
さらに週刊新潮は、飯島さんが「芸能界のドン」田辺エージェンシーの社長と密会しているとも報じています。
芸能界のドンというとバーニングの周防さんかと思っていましたが、週刊新潮によると田辺さんは芸能界の総理大臣なんだとか。
それだけだと意味がわからないのですが、現実には周防さんが田辺さんにお伺いを立てるくらいの存在、つまり、周防さんの上にいる存在だとのこと。
そんな田辺さんと今も会う飯島さんがこのままおとなしくするわけがないという見方も依然としてあります。
フライデーは飯島さんが電通ともつながりのある有力キャスティング会社の関係者と接触していたと報じています。
芸能の仕事をするつもりはないと答えた飯島さんが、田辺さん以外にもそんな人と接触する理由はというと、やっぱり干される未来がほぼ確定しているメンバーを引き受けるためではないかと思うのが自然です。
また、飯島さんはキスマイの玉森さんとも会っていたとか。
飯島三智がSMAPメンバーの独立とキスマイメンバー引き抜きのために芸能界の有力者たちと頻繁に密談中
「国民的グループ」SMAPを育て、デビューできないのでは言われていたキスマイをスターにした飯島さんの手腕は本物であり、もしも事務所設立となったらジャニーズを揺るがす存在になる可能性は低くはありません。
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なんせ、今のジャニタレの勢いではカレンダー利権が有効活用できないくらいですしね。
ドンである田辺さんも協力したSMAP独立劇が失敗に終わったら、残念だったね、だけで済むものなのかな、メリーさんに何らかの報復を、とかならないのかなーと思ったりもしますし。
4人がこのまま干されていく姿はみたくないので、ぜひ飯島さんには頑張ってもらいたいです。
※引き抜きに賛成の声が勝っています。
※キムタクの没落も見たくはないのですが…
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