SMAPの分裂解散、独立が話題になっていますが、本日発売の週刊新潮にはその内幕が詳細に掲載されていました。

それによると、メリー喜多川副社長による飯島三智チーフマネージャーへの退社への圧力はパワハラというべきもので、それに同調して退社を決意した中居正広さん、稲垣吾郎さん、草なぎ剛さん、香取慎吾さんに対し、木村拓哉は「会社を裏切りません」と逆にSMAPメンバーを裏切るものだったといいます。

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今回の騒動の発端は、そもそもSMAPが国民的アイドルと言われるまで売れたことにまで遡ります。

SMAPは1988年に結成し、デビューはその3年後の1991年。デビューしたグループに課せられた「オリコン1位」がなかなか取れず、人気が出るまで苦労したというのは有名な話です。

週刊新潮によると、デビュー当初はマネージャーがおらず、中居さんがメンバーにスケジュールを連絡しているような状態だったといいます。

それを見るに見かねて事務員だった飯島さんが現場を覗くようになり、マネージャーになっていきました。

飯島さんはまず、当時ジャニーズではご法度だったバラエティ分野にSMAPを進出させます。その中で、音松くんなどのコントを始めとしたお笑い路線がジャニーズファン以外にも受け、人気が出始めます。

そしてドラマの分野でも、「主役しかダメ」という事務所の方針を破り、キムタクを「あすなろ白書」で二番手の役で出演させました。

※フラれる取手くん役でした。

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さらにキムタクは女性誌「an・an」で服を着ない姿を披露するなど、次々と事務所のタブーを破り、SMAPは国民的アイドルとまで言われるようになりました。

飯島さんの売り方は事務所の方針とは異なるものの、ジャニー喜多川さんは飯島さんのプロデュース能力を高く評価していたといいます。

確かに、バラエティ進出、脇役出演、「an・an」どれをとっても今や飯島さんが手がけないジャニーズタレントも行う定番の仕事になっています。

こうやってSMAPがジャニー一族ではなく飯島さんの手によってブレイクしたことにより、事務所内で軋轢が生じます。

SMAPのスケジュールを確保しようと、テレビ各局が「飯島詣で」を始めたからです。

ジャニーズ事務所として捉えれば利益が増えることになり万事オッケーなはずですが、飯島さんが手にした力はなかなか巨大でした。

そのうち嵐やTOKIO、関ジャニ∞を抱える藤島ジュリー景子副社長との間に対立があると見るメディアが出てきて、飯島さんが後継者候補とまで言われるようになります。

この状況をメリー喜多川さんがおもしろく思っていないことが明らかになったのが、週刊文春の記事でした。

 クビ宣告も!メリー喜多川が飯島三智をボロクソに恫喝!

平身低頭の状態である飯島さんに対し、後継者は娘のジェリー以外にはいないと言い放つまではともかくとして、「飯島、私はこう言いますよ。『あんた、文春さんがはっきり聞いているんだから、対立するならSMAPを連れていっても今日から出て行ってもらう。あなたは辞めなさい』と」まで言ったのは、正直引きました。

飯島さんはその後、関連会社へのみ出社し、本社に顔を出すことはなくなったそうです。

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そして2015年秋、代理人を立てての話し合いが行われます。

週刊新潮によると、代理人が必要になるほどこじれた直接のきっかけは、飯島さんに対し今後は勝手にSMAPのブッキングを行わず、事務所に決裁を仰ぐように指示したにもかかわらず、飯島さんがそれに従わなかったからとのこと。

社内には飯島さんにメリーさんへ謝罪するよう勧める人もいたそうですが、飯島さんはそれに従うことはなかったため、協議の内容は一気に彼女とSMAPの独立問題に転じていったそうです。

[以下引用]

SMAPを引き連れ、独立したいという飯島室長側に対し、事務所側は「契約は9月まであるが、それが満了すれば、勝手にすればよい」と告げた。飯島室長はメンバー全員が自分についてくると信じていたものと思われる。実際、中居、草なぎ、香取、稲垣は彼女に“ついていきます”と決意を告げていたのだ。しかし最後までクビを縦に振らなかったのが木村拓哉だったという。

「事務所としても、顧問弁護士が個別にメンバーを呼び、意思確認を行った。結果、11月までに木村以外の4人が“脱退します”と明言した。木村への確認は12月半ばにようやく行えた。彼は弁護士に、こう告げたのです。“成功したから独立というのは、筋が通らない。自分はジャニーさんやメリーさんを決して裏切りません”と。これを伝え聞いたメリーさんは、“木村だけは、私が絶対守る”と感激していました」(事務所関係者)

[週刊新潮]



この結果を受けSMAP5人の中でも不穏な空気が流れるようになり、5人が集まる現場ではキムタクの挨拶を無視するようなことも見られたとのこと。

キムタクのこの行動について、業界では打算的、裏切りと批判する声もあれば、事務所への義を守ったと評価する声もあるといいますが、一般人目線で考えると、一人残留を決めたキムタクは残念としかいえません。ファンのことを考えていないですよね。

◆木村拓哉の裏切りの系譜

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いずれにしろ、SMAPが分裂、解散することで得する人は誰もいない、というのが週刊新潮の見解です。

25周年という今年を楽しみにしていたであろうファンは当然ですが、そこまでファンでなくともこんな騒動でSMAPがなくなるのは寂しいというひとは多いのでは。

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SMAPは全盛期を超えた今でも、例えば2014年は年間約250億円ほどを売り上げていると試算されています。

メンバーの収入も、レギュラーの多い中居さんが5億、キムタクが3億、草なぎさん、香取さんが1~2億、稲垣さんだけ1億を切っているといいますが、それもSMAPという看板があるからこそです。

飯島さんは今では同調してくれた4人に対しても「茨の道だから」と事務所へ留まることを勧めており、実際、年明けからはその方向で話が進んでいたといいます。

2015年秋、飯島さんはNHKの紅白歌合戦の担当者にSMAPを総合司会に推したところ、メリーさんは好きにして良いが、その場合SMAP以外のグループは紅白に出さないと通告し、その結果、NHKはジャニーズ事務所へ謝罪、SMAPの総合司会は取りやめとなり、代わりに近藤真彦さんの出演とトリが決まったそうです。

飯島さんとメリーさんサイドが話し合いの最中だったとはいえ、ジャニーズ事務所にいてもこれですもんね。

飯島さんの心変わりもわかります。

一方で、そのまま4人を受けれては一人だけ筋を通したキムタクに申し訳が立たない、というのが会社側の筋なんだとか。

それが、先日からのスポーツ紙の報道に繋がるんでしょうね。

 SMAP独立へ!木村拓哉のみ残留で事実上の解散に!!

特に今朝スポニチが報じた内容は、「クーデター」というそぐわない言葉をつかったこともそうですが、どうしても飯島さんとキムタク以外の4人を潰したいんだろうなというものでした。

 悪意剥き出しのSMAPクーデター失敗報道!独立解散を企てた飯島三智は芸能界追放、キムタク以外の4人は飼い殺し確実に

確かに飯島さんは、SMAPのブッキング権を手放さなかったという点で会社の命令を守らなかった不届き者でしょう。

でも、ジャニーズ事務所は飯島さんだけを責められるのでしょうか。

週刊新潮には「飯島さんはメリーさんから“辞めろ、辞めろ”とパワハラを受けたようなものです。追い詰められ、退職の決意を余儀なくされた」という飯島さんの関係者のコメントがありました。

辞めろと言われる中で、飯島さんが育てたSMAPのブッキング権を手放せと言われたら、そりゃ拒絶するしかないのでは。

※これまたパワハラです。

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SMAP以前にブレークしたジャニーズアイドルというと光GENJIですが、二つの間には、男闘呼組と忍者というグループがありました。

この二つは大きなブレイクがないまま早々と姿を消しています。

当時は「アイドル氷河期」が始まったと言われていましたが、SMAPも飯島さんと出会えなければ、この二つのグループ以上に記憶に残らないグループのまま消えていったのかもしれません。

もしSMAPと飯島さんが出会わなかったら、続いてデビューしたTOKIO、V6、KinKi KidsといったグループがSMAPのようにブレイクしたでしょうか。

SMAPのデビューから8年後にデビューした嵐に人気が出たのは更に6年後の2005年、松本潤さんが「花より男子」に出演してからと言われていますが、SMAPのブレイクなくしてそこまでジャニーズ事務所は耐えられたでしょうか。

まあたらればの話はしても意味がないですが、少なくともジャニーズ事務所は飯島さんとSMAPを功労者として一目置くべきで、間違っても週刊誌の記者の前で「SMAP連れて退社しなさい」なんて叱責する対象にするべきではありません。

これはつまり、ジャニーズ事務所はいくら頑張っても敵対視されるということで、才能のある人は潰れるということです。

ジャニーズはいつまで一族経営を続けるつもりでしょう。

このところ、ジャニーさんの意見は通らずメリーさんが決定権を握っているほか、若手社員は二人を「古い」と軽く見るようになり、ジャニーさんの「目利き」を継承しようとする人材もないと報じられています。

 ジャニーズ事務所に異変!ジャニー喜多川を邪険に扱い、一番大切なものが継承されていないという噂

実はSMAPを辞めさせたいのもメリーさんだけだという話も。

 メリー喜多川が孤ura立化!「本気でSMAP解散を望んでる人なんて誰もいない」

ジャニーズ事務所の将来は大丈夫ですかね。

◆マジメに討論

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