覚せい剤取締法違反で逮捕、現在執行猶予中のASKAさんが、1月9日の夜に事件に至るまでのエピソードをブログに公開、即削除されました。

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削除されたブログは、ASKAさんが事件の詳細をあいまいにしたまま活動を再開することはできないと考え、全てを明らかにすることにしたという現在の気持ちが綴られたあと、以下の構成で書かれていました。

1・序章

2・ロンドン

3・kicks

4・ピンチとチャンス

5・韓国ライブ

6・リアルキャスト解散

7・GHB

8・勘違い

9・飯島愛

10・盗聴盗撮

11・覚せい剤

12・音楽関係者

13・恐喝

14・週刊文春

15・エクスタシー

16・逮捕

17・裁判

18・メール

19・後記

20・追記

この構成とブログ内の「この本」という記述から、ASKAさんは本としての出版を望んでいたのかと思いましたが、どうやらそういうわけではなく、とにかく「皆様への謝罪」「どうしてこういうことになったのかの経緯」「冤罪の訴え」がしたく、書いていたら本のような形式になったとのこと。

公開されたのは9日夜、しかし10日未明にはこのブログは全編が削除されました。

ブログの最初にもありましたが、ASKAさんはこの事件について詳細に語ることを反対する人も多かったということなので、公開はしたものの削除されたのでしょうね。

しかし仕事の早い人はいるもので、キャッシュを保存して内容を見ることはできます。

それをここにリンクすることはしませんが、ざっと読んだ感想を。

まず気になったのが、とにかく繰り返されている、一緒に逮捕された栩内香澄美さんへの謝罪と栩内さんの無罪です。

ブログの序章からして、「眠りについた真澄の顔を覗き込んだ」(香澄美を真澄と表現?)と、逮捕された日のことから書き出しています。

ブログ全体で出てきた「真澄」の数94。反して「妻」は6。

書いてあることは、栩内さんにはMDMAも覚醒剤も見せたことがなく、彼女から薬が検出されるワケがない、というもの。

しかし事実栩内さんの髪からはMDMAが検出され、覚醒剤取締法違反でも逮捕され有罪となっているんですけどね。

これを書くに当たり栩内さんにメールで「取材」したそうですが、検事調べのときに付き添った刑事から「あなたはやっていないと思います」と言われたこともあるそうで、ASKAさんの中では冤罪以外のなにものでもなく、自分と一緒にいたために、一人の無罪の女性が犯罪者になってしまった、という後悔の念が強いようです。

※冤罪事件がないとはいいませんが…

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その他気になったのが、盗聴盗撮に対するものすごい被害意識です。ブログ全体でもかなりのボリュームを占めていました。

実際、宿泊したホテルにカメラが仕掛けられており支配人を謝罪させたことがあるそうですし、誰も知らないはずのASKAさんと知人の会話がネットにあげられるなど、ASKAさんの中では盗聴を裏付ける証拠はいくらでもあり、それは今すぐ証拠として提出できるようになっているとのこと。

ASKAさんが盗聴をより恐れるようになったきっかけは、飯島愛さんです。

あるとき飯島さんが盗聴を疑い、部屋の配置や撮り溜めていた動画のテープがなくなっていると訴え、その後ホテルを泊まり歩くようになったそうです。

そしてASKAさんにも「ね、パソコンって怖いんだよ。何でもできるって知ってる?」「電源切ってても、遠隔で盗聴できちゃうんだよ。ASKAちゃん、気をつけた方がいいよ。これ忠告。マジだから。」と忠告したんだとか。

この忠告通りというのか、ASKAさんは2008年から2014年まで盗聴盗撮に悩まされることになり、それが薬物使用への大きなきっかけになっています。

ちなみに飯島さんとASKAさんは、週刊文春に不倫が報じられたことがあります。

しかしブログではASKAさんはそれを否定、仲の良い友人だったとしています。

その他、以下の様なASKAさんに関して報じられた内容は、10円ハゲや激太りなどを含めとにかく嘘だと言うのです。

 清原和博と飯島愛、ASKAが繋がった!鍵を握るのは元運転手X

 ASKA衝撃のDV実態が明らかに。 

CHAGEさんに薬物使用を止められたことも否定していますが、薬物吸引ビデオの存在とそれで恐喝されたことは認めています。但し、屈してお金を払ったことはないとのこと。

 ASKA薬物吸引ビデオで脅迫されていた!CHAGEは「そんな変なもの止めろ!」

ただ、飯島さんが2008年に亡くなった際、ASKAさんとMDMAを使用し交友したビデオが紛失したことが不安になり休業、そのビデオ流出を恐れて薬物に溺れた、という文春の報道は、かなり真実味があったんですけどね。

 飯島愛と不倫の過去!ASKAが覚せい剤は彼女の死がきっかけだった

※飯島愛さん原作の映画では主題歌を。

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とにかく、ASKAさんは2008年から2014年まで盗聴盗撮という見えない敵と戦う中、寝ずに犯人を追いかけるために目が覚める薬を求めるようになり2008年からアンナカを飲むようになります。

 ASKAが薬物中毒疑惑の真相を激白!「使用したのは覚せい剤ではなくアンナカ。暴力団組員とは知らずに交際」

そしてその延長で、2010年、ちょっと知り合った人に3cppという薬を求めた際、「3cppはないけど『冷たいの』はある」と言われ、その「冷たいの」を服用したところ、覚醒剤だった、つまりはじまりは勘違いだった、ということでした。

全体を読んで思ったのは、ASKAさんは薬に関しての抵抗があまりにないことと、簡単に人と知り合い信用するということです。

薬の始まりはロンドンで使用したエクスタシー。

その快感と「薬は効く」ということを覚えていて、眠れなくなればGHB、逆に眠りたくなくなればアンナカや3cppを求め、あまりに薬に抵抗がないために、深い知り合いではない人の「冷たいの」という説明だけでよくわからないものを炙って吸引してしまう。

さらに、ASKAさんはせっかく覚醒剤を止められた時期があったのに、ポケットに残されていた一包をきっかけに使用を再開してしまいます。

ASKAさんの今回の自叙伝のようなものを読んで思ったのは、とにかく合法ドラッグでもなんでも薬は怖いということ。

そして覚醒剤は、一度始めると止めるのはものすごく難しいということ。

ASKAさんは1月3日に今回のブログの内容の一部を週刊文春に送り、その内容は文春の記者に「事実誤認だらけ」と言われたそうです。

もしかすると、近々週刊文春にまたASKAさん関連の記事が出るかもしれませんね。

※いい歌、たくさんありました。

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