6月末で『とくダネ!』を辞めた中野美奈子さんの送別会で、小倉智昭さんが自殺した塚越孝アナの処遇に関し、“フジ批判”ともとれる発言を行なって周囲を驚かせたといいます。

その詳細とは…

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小倉さんが塚越孝さんの死について触れたのは、200人もの関係者が出席した中野美奈子さんの送別会の締めの挨拶だったそうです。

<以下引用>

「小倉さんは、『僕の、ニッポン放送時代からの盟友“つかちゃん”がとくダネのスタジオの横で亡くなった。それがとても悔しくて』とつらそうな表情で話していました」(現場にいたフジテレビ関係者)

<週刊文春>



塚越孝さんの自殺に関する経緯はこちら。

 【芸能】フジのトイレで首つり、ホリエモンが狂わせた「つかちゃん」の人生

塚越さんはフジテレビのアナウンス室へ転籍後、アナウンス室専任部長になっていました。これは栄転かと思いきや、実質的にはあまり仕事がなかったようです。そして昨年6月からはフジテレビクリエイティブ事業局事業営業部の部長職に就いていました。

アナウンサーからは離れたとはいえ部長職だし優遇されていたのでは、と思いましたが、やはりそういう問題ではなかったようです。

<以下引用>

小倉氏は挨拶の中で、その死因をこう推測したという。

「彼はクリエイティブ事業局に飛ばされてから居場所がなかったと思う。この間、フジの幹部に『ニッポン放送組に対して厳しすぎませんか?』って直接聞いたんだ。でも『俺が決めたことじゃない』と返されたよ」

別のフジ関係者が語る。

「実際、ニッポン放送からフジへ移ったアナは冷遇されている。他のアナウンサーも別部署へ異動した人が多い。塚越さんもクリエイティブ事業部でいろいろな仕事をさせられて、常々『ラジオへ戻りたい』と周囲にこぼしていました。しかも彼が自殺したのは異動が発表された数日後でした

<週刊文春>



昨年6月にクリエイティブ事業局事業営業部に異動していますが、さらに今年、異動が発表されたということでしょうか。

やっと慣れた職場をまた異動するとしたら、それはまた辛かったでしょうね。

ちなみにクリエイティブ事業営業部とは、ホームページのバナー広告の営業や、無料動画サイト「見参楽(みさんが!)」の運営などを行なっているようです。『お台場寄席DOUGA』は月間250万ビューも記録した人気番組だったようですが、塚越さん、落語が好きだったんですよね…。

※毒蝮三太夫さんとの共著です

まむちゃんつかちゃんの落語にラジオ

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小倉智昭さんは週刊文春の取材にも答えています。

<以下引用>

「彼は最初にテレビに来たとき『どこまでやれるか心配だ』とかなり悩んでいました。アナウンサーは“しゃべりの職人”。他部署へ行けば一から覚えることも多い。つかちゃんも50過ぎてからの異動で、苦労はあったはずだし、マイクを置く辛さはアナウンサーにしかわからないですから。それだけに残念です」

<週刊文春>



塚越さんは57歳でした。フジテレビにかぎらず年配のアナウンサーが現場から退き管理職になるのはそう特別なこととは思えませんが、「才気あふれる仕事人間だった」という塚越さんにとって、天職でもあるアナウンサーを心の準備なくやめることになったのは辛かったでしょうね。

とにかく、異動発表直後にフジテレビ内で自殺したということは、フジテレビに対する抗議の意味があると考えるのは当然の流れです。

塚越さんが死を持って伝えたかったことが、伝わるべき相手にしっかりと伝わるといいのですが。

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