痛快!ビッグダディ』で知られる林下清志さんが、フライデーの取材に対し、ビッグダディシリーズが誕生した経緯から、奄美大島移住の裏事情、テレビ朝日にシリーズ終了を伝えた話まで、赤裸裸に語っています。

中にはテレビ局主導の無理矢理な進行もあり、それはヤラセというか、やっちゃダメなんじゃないの?というような際どいエピソードまで。なんとも驚きの内容は…

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ビッグダディの現在までのおさらい

2006年シリーズ開始

元妻の佳美さんと離婚し、岩手県で4男4女を男手ひとつで育てていたビッグダディは、子どもが通う予定の近所の高校が廃校になるのを切っ掛けに移住を決意。

鹿児島県の奄美大島に引っ越すが、別の男性との間に三つ子を生んだ佳美さんが現れ復縁。一女をもうけるも2011年に再度離婚。

同じく2011年、柔道整復師として出稼ぎに来ていた愛知県で現在の妻・美奈子さんと出会い再婚。昨年12月に18人めの子どもである女児が誕生。

※さらにそれ以前のビッグダディの壮絶な人生については、「私小説~桜を見上げるタンポポ~ ビッグダディーと最凶の妻・佳美の最高の人生」をどうぞ。衝撃です^^;



概要だけでもありえないビッグダディの人生ですが、そもそもこのシリーズは、テレビ制作会社に情報を得るリサーチ会社からの熱心なアプローチから始まったんだそうです。

このアプローチを5年間断り続けたビッグダディが、引き受けることにしたのは、当時住んでいた岩手県の徒歩圏内の高校が廃校になることがきっかけでした。先々高校生が3人になった場合、3人分のバス代で月に10万かかるため、高校のあるところに引っ越さないと、と考えていたところ、リサーチ会社の人が「引っ越しを番組でやりませんか?」と提案したそうです。

<以下引用>

ダディ「引っ越しと言ったって、(同じ岩手県内の)30キロ離れた町に行くだけなのに、そんなの番組にならないでしょう」

リサーチ会社「お父さん、暖かいところで暮らしたいって、前に言ってたでしょ。だったら行けばいいじゃないですか」

ダディ「それはね、老後は暖かい所に出たいけど、今の俺の経済力で暖かい所に行くのは無理なの」

リサーチ会社「何言ってるのお父さん。番組やらせてもらうんだから、引っ越し費用は番組で出しますよ

<フライデー>



ビッグダディは驚いたもののこれをチャンスと捉え、移住先の離島を幾つか探したそうです。

最初は愛知県の佐久島という離島を第一候補に考えていたそうですが、8人も子供がいながら死別ではなく嫁に逃げられたことで、「新興宗教の信者なのでは?」などなど(笑)いろいろ疑われた結果、「今住んでいる人が不安になりますので」とストレートに断られたというエピソードも。

結局、最終的にはディレクターの「ピックアップした中で一番遠くに行こうよ」という言葉に背中を押され、奄美大島に決まったといいます。

番組の話を受け入れていなければ、ビッグダディは今でも岩手県にいたんでしょうね。最初から壮大な「番組の企画」があってのビッグダディの移住だったようです。

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ビッグダディも気に入っていた奄美大島での暮らしも、金銭的に苦しく、愛知県豊田に出稼ぎに行くことになります。そして、佳美さんと離婚し美奈子さんと再婚した際の週刊誌での報道がきっかけで奄美大島の住民からの信用をなくし、奄美から退去することになります。

[詳細]離婚したビッグダディが激白!18歳歳下の5人の子連れ女性と再婚した理由とは・・

そして、島根県隠岐島で漁師を営もうとするのですが、昨秋の放送では隠岐島の担当者の人にかなり強固に拒否された映像が流れました。あの隠岐島の印象まで悪くなりかねない映像も、テレビ朝日の意向が働いていたようです。

<以下引用>

「あとから知ったんですけれど、隠岐島側では最初からうちを受け入れるつもりはなかったんですよ。俺は自分の番組を観ていないんですが、役場の人から番組では使えないだろうというくらいきついこと言われましたから。番組プロデューサーは事前に事情を知っていたと思いますね。行く前に『ともかく我慢してくださいよ』と何度も念を押していたし、何か変でした。(豊田の)整骨院を、突然辞めて島に行くというのは大変な不義理でしたが、院長先生の度量におすがりしてクリアできました。ところが、隠岐島に行ってみれば、役場の担当者が『真に受けて仕事辞めてきたの?46歳でよくそんなことできるね』という感じなんですよ。どうもテレビ制作会社が、本体のテレビ朝日から『隠岐島に移住させろ』と強く言われて製作会社も強引に隠岐への移住というシナリオを進めたみたいです」

<フライデー>



ビッグダディはこう言っていますが、単に「移住計画するも断られる」というシーンが撮りたかったのでは?善意にとれば、断られるシーンを通じて「移住の受け入れ先も真剣。安易な気持ちで移住を計画してはいけない」ということを伝えたかったのか。

これが番組を作るっていうことなのかもしれませんが、島から“受け入れできない”ことをあらかじめ伝えられておきながら、それを当人には教えずに行かせるって、どうなんでしょうか?

いくらテレビとはいえ、人の人生をおもちゃにしているようで、とても違和感があります…

ま、ビッグダディがこれだけ裏事情を話すのは、もう取材を辞めるという決心の表れのようです。

実際、テレビ朝日にはすでに辞める意思を伝えているといいます。

※これが最後の放送になってしまったようです。

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ただ、ビッグダディは決して今までの番組を後悔しているわけではなく、「普通だったらできない体験があっておもしろかった」と前向きに捉えています。今後辞める理由は「何がおもしろいのか分からない」と。

今後はテレビの入らないところで、ゆったり暮らしてほしいです。

ひらめきビッグダディがギャラをもらうことにした

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